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宝石買取に役立つ情報

まだろくにあたりを見まわしてもいないので、自分が迷子になったという認識がないということがある。 ドアのそばに設置したばかりに、コンピュータは高価な電子彫刻と化し、まもなく店はこれを廃止した。 だが、本当はちゃんと機能させられたはずだと思う。 店を3分の1ほど入ったあたりで、客は助けが必要なことを本当に理解するのだから。 Gとその姉妹ブランドで、より若い世代を意識したOは、ドアのすぐ内側にパワー・ディスプレイと称するものを置いている。 大量のセーターやジーンズを横長の土手のように並べたもので、買い物客の足どりをゆるめさせるバリアの役目をはたしている。 客を減速させる一種の敷居であり、また巨大看板の役目もはたしている。 「わたしを買って」と言うわけではないが、買い物カゴや案内図やクーポン券を渡すのもよい。


マンハッタンにはすてきな店がある。 Tだが、そこでは制服のドアマンが客を入れるときに、ポケットサイズのきれいな店内案内図を渡してくれる。 入口のすぐ右の移行ゾーンには花の売り場がある。 店に入ってきた客はそれを目の端にとらえて、立ち寄りはしないけれども考える。 あら、お花だわ、すてき、帰るときに買いましょう。 それは正しい。


誰にせよ湿った花束をかかえて、店のなかを歩きまわりたくないからだ。 移行ゾーンでは何ができるだろう?まず、客を迎えること、どこかに誘導するのではなく、いらっしゃいませと声をかけ、客がどこにきたのかを知らせ、誘惑を開始することだ。 警備の専門家が言っているように、万引きを防ぐもっとも簡単な方法は、かならず店員から客に声をかけて、客の存在を認めることだそうだ。 Wの創業者S・Wの素朴な観察によれば、やさしそうな年輩の女性店員を雇ってお客に挨拶させれば、誰も盗みをはたらかないという。 ディスカウント商品を置く移行ゾーンのまた別の利用法は、アウトレット衣料品販売のF・Bで見かけたもので、移行ゾーンのルールを完全に破っていた。 破るどころか、粉砕していた。

店の入口のすぐ内側に大幅なディスカウント商品の巨大な箱を置き、あまりの安さに客の足が思わず止まっていた。 これは、ルールについて、あることを教えてくれる。
ルールは、それにしたがうか、盛大に破るかのどちらかだということである。 最悪なのは、ルールをただ無視すること、あるいは部分的にしかしたがわないことだ。
「ちょっと足を止めて、あなたがどこを歩いているのかよく見て」と言っているわけだ。 私はこのびっくり箱戦略が好きだ。
入口から引っこむかわりに、店を入口の前に押しだす。 売り場を駐車場まで拡張するというわけだ。
なんといっても、フットボールのファンは、どんなにひどい天気だろうと駐車場をめいっぱい利用しているではないか。 アスファルトの上でバーベキューをしたり、飲んだり食ったりしゃべったり。


あちこちにあるドライブインシアターも、昼間はフリーマーケットの会場に変身する。 戸外でも気分よく買い物ができる証拠だ。 夏になれば、スーパーマーケットの駐車場に季節商品がもちだされる。 ある海辺のリゾート地では、バーベキュー用品、砂遊びのおもちゃ、日焼けローション、ビーチサンダルなどをテントに並べ、一人の店員が番をしていた。 最初が最高だとはかぎらないという発見は、移行ゾーンだけでなく、店そのものにも当てはまる。 どの売り場にも言えることだが、消費者が最初に出会う商品がかならずしも有利なわけではない。 それとまったく逆のことだってありうる。 店に入ってから商品のところへたどりつくまでにある程度の空間があると、客の目に余裕が生まれる。 何かを見ることへの期待が高まる。 たとえば、コンピュータを買いにきた客が、とっかかりの一台で立ち止まり、他のものとくらべもせずに購入するということは、まずありえない。




だが、売り場のなかほどまで進むと、もう十分わかったという気になり、決断する。 見本市などで、入口のすぐ近くのブースは理想的なようだが、実はかなり悪い場所なのだ。 会場に入ってくる客はそのまま通りすぎるし、ひどい場合には入口で待ちあわせている人びとに埋もれ、帰りに車を停めて、必要なものだけつかんで走り去るといったことができるのだ。 砂だらけの身体を引きずって食品売場をうろうろすることも、長蛇の列に並ぶこともない。 アメリカでは、店が外部に拡張されていることから興味深い状況が出現しはじめている、国土の多くの面積が駐車場としても利用できるようになったのだ。 建物なら用途は多彩だ。


衣料品店が電気製品や食料品を売ってもいいし、オフィスに使ってもいい。 だが、このだだっぴろいアスファルトの利用には、だいぶ頭をひねる羽目になることだろう。
家庭用へアカラー市場の二大企業のうち1社が、ドラッグストアでもっともよい場所に商品を並べたいとする。 ところで、若い女性がヘアカラーを買うのは、たいていファッションとしてだ。 近くおしゃれをする機会があるかもしれないし、髪の色を変えて気分を一新したいのかもしれない。 これにたいして、年配の女性が買うのは必需品だからだ。 もう15年も前から買う色を決めていて、毎日ますます白髪が増えていくこともあり、もはや石鹸と同じ日用品なのだ。 このちがいから、年配の客はいつもの色を見つけてさっさと立ち去るが、若い客は棚でしばらく物色してからでなければ買わない。




ヘアケア製品を例にとると、年配の女性が買う製品の数は若い女性の3分の2で、前者が2,1個なのに対し、後者は3,1個だ。 したがって、若い顧客を中心とする店では、静かで混まない場所にヘアカラーを置いたほうがよく売れる。 ふつうは店の正面から離れた場所ということになるだろう。 これにたいして、顧客に年配の女性が多い店では、入口に近いほうがヘアカラーに適している。
これらの客は、どのみち時間をかけて物色しないからだ。 そして(わが社の周辺で)有名な話を一つ。 あるスーパーでは、多大な手間と金をかけてチップスやプレッツェルのディスプレイを製作した。 漫画のキャラクターのCを起用した機械仕掛けで、人が通ると話しかけるものだ。
「腹ぺこのキミ、いいところにきたね!」客が通るたびにそう声をかけるのだ。 スーパーの経営者は多額の資金を投じて、いくつかの店舗の正面入口にこれを設置した。
効果は絶大だった。 絶大すぎた。 間断なく発せられる挨拶に、8時間ぶっ通しで単調な声を聞かされるレジ係が逆上してしまったのだ。 ある店ではまもなく、店員一同がこの問題をさわやかに解決した。


電源を引っこ抜いたのだ。 おかげでずっと感じはよくなったけれども、Cは二度と口をきけなくなってしまった。 肌寒い1日。 買い物客は女性。 ここから何がわかるか?まず確実なのは、彼女がハンドバッグをもっていること、コートを着ていること、これはいったん店に入れば脱ぎたがるはずだ。 つまり手にもつことになる。


神は彼女に2本の手を与えられた。 だが、彼女は1本の手で買い物をしている。
選んだ商品をあいた手にもつ。 もう手は1本もない。
小さくて軽いものなら、小脇にかかえられるかもしれない。 ハンドバッグを肩か腕にかけることも。
こうして、そういう言いかたができるなら、彼女にはあと4分の1本の手がある。


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